ネットやSNSなどを中心に、近年話題となっているドライテックとスタンプコンクリート。コンクリートの仕上げ方法の一種で、比較的安い価格で、デザイン性の高いものを作ることができるという点が人気の秘密です。プロの目線から見て、ドライテックとスタンプコンクリートはどのようなものなのか。お話をしていきたいと思います。
ドライテックとは
ドライテックは、透水性のあるコンクリート。経済性、防災性、デザイン性、施工性、耐久性、環境性に優れた高性能土間コンクリートだと言われています。
コンクリートよりもコストが抑えられるという点が、魅力の一つ。また、水勾配を考える必要がなく、メッシュ配筋の設置が不要なので、DIYをしやすいという点も人気の理由だと考えられます。
ただ、ドライテックの場合、表面がひび割れをしてしまう可能性があります。そのようになってしまった場合、修復する必要があるので、思わぬランニングコストがかかってしまうことも…。見た目も、職人が施工する土間コンクリートに比べると劣ってしまうので、施工する場所や範囲を考えて活用すると良いと思います。
スタンプコンクリートとは
石張りやレンガ、タイルなどの本物を使用せず、コンクリートに直接加工する施工方法です。スタンプマットを敷いて型押しし、模様をつけていきます。通常は下地の上にレンガやタイルを置く施工方法になりますので、直接模様をつけることによってフラットであり、施工時間も短縮することできます。
工期を取らず、デザイン性の高いお庭に仕上げたいという方に良い方法だと思います。価格は通常よりはお値打ちといわれることが多いですが、剥げてくる可能性もあるので、こちらもランニングコストがかかる可能性も考えられます。
弊社では正直な話、スタンプコンクリートをあまりおすすめしておりません。少し値段はかかりますが平板を敷く方が剥げる心配はありませんし、何より仕上がりが綺麗です。 スタンプコンクリートよりは時間がかかってしまいますが、手作業ならではの良さ、風合いを感じることができます。
コンクリートのことならお気軽にご相談ください
今回は、ドライテックやスタンプコンクリートについてご紹介しました。少々厳しい見解になってしまった部分もありますが、ご自身のライフスタイルにあったものを選択していくことが大切です。お客様にあった方法でお悩みを解決致しますので、まずはお気軽にご相談ください。