
「壊す」よりも夢のある「作る」へ
ーエクステリアという世界に飛び込んで、目下成長中!の柏木さんですが、なぜ転職を?
前職で、加納社長と同じ会社でした。そこでは主に解体事業に関する仕事をしていたので、同じ住宅関係といえば住宅関係なんですが、でも壊すことよりも「作る」ほうが楽しくない?という気持ちになってきて。
続けていればスキルアップできるような職種でもなかったので、自分の将来のためにも、転職を考え始めたタイミングでちょうど転職サイトにタクミテーブルの名前を見つけたんですよ。
ーあれ?加納社長から誘われたんじゃなかったんですか?
そうなんです(笑)そう思われがちなんですが、普通に転職サイトで出てきました(笑)
それで「あれ?タクミテーブルって加納さんの会社では??」となり、直接連絡を取りました。
ーおっしゃるように、同じ住宅業界とはいえ、「壊す」のと「作る」のではまったく真逆の仕事内容ですが、どうですか?
前職でエクステリア事業部もあったので、ほんの少しだけ関わっていました。ほんんんの少しですけど(笑)でも知識はほぼゼロからなので、とにかく今は先輩方にくっついてカタログ片手にすべてを吸収する時期ですね。
ハウスメーカーの営業出身の先輩が多いので、高い営業スキルを盗めるのもありがたいですね。そういうエクステリア工事会社ってほとんど無いと思うので。
全国でライブツアーをしていたこともある本格派ギタリスト

ーなにやら柏木さんはギタリストだという噂を入手したんですが!!
あ~そうですね。バンドでギターやってます。謎に音大出身ですしね(笑)
ー音大!!!音楽関係の仕事に就く選択肢は無かったんですか?
ミュージシャンとか芸能人を目指してる人って、売れない頃はバイトしながらなんとか食いつないで…みたいなイメージがあると思うんですが、やっぱり音楽で食っていくって実力だけじゃどうにもならない部分のほうが大きいし、そのために他のいろいろを諦めるほうが僕はイヤだなという気持ちがあって。
適齢期に結婚もしたかったし、子供も欲しかったし。そのためにはやっぱり、音楽を続けながら正社員で働く、という生き方が自分には合ってるなという感じですかね。
ーでは、今も音楽活動は継続中?
そうですね。所属しているバンドもありますし、音楽仲間から頼まれてサポートとしてギター弾きに行ったりとかもあります。今はバンドのMVやグッズも作ろうと動いてるところですね。ギター弾きつつ自分自身も動画編集したり、「なんでも屋」みたいな状況です。
ーギターは誰かの影響があったんですか?
母親がクラシックギターをやってたみたいで、家にギターはずっとあったんですよ。でも幼少期からギターに触れて…というわけでもなく、小学校はバスケ部と水泳部ですし、中学校は剣道部ですし。
それで中3のときに突然ギターが気になって、触りはじめたら面白くて、高校ではついに軽音部に入って…みたいな流れですかね。ギタリストあるあるですけど、「ギター弾けたらモテるだろうな」みたいな下心は間違いなくありました(笑)
それで「でもモテなかった」というところまでワンセットで「あるある」ですね(笑) 普通にイモ高校生でした(笑)
2歳ながら職人肌を見せる娘が面白い今日この頃

ー幼少期のことを少し聞かせてください。名古屋のどのあたりのご出身ですか?
中川区なので、タクミテーブルの中川事務所が近いですね。今は持ち家を買ったので中川ではないですが。
一人っ子で育ったのもあるのか、もともとはかなり人見知りで…。でも小学校の先生がすごくいい先生で。人見知りの僕のことも気にかけてくれて、性格形成にすごくいい影響をもらえた気がしています。その先生を見て、最初に「大きくなったらどんな仕事をしたいか」と夢を抱いたのは「学校の先生」でした。学校では学級委員とか生徒会長とかもよくやってましたし。
ーあれ?先生になってませんね?
えーと(笑)、ギターに出会い、音楽に出会ってしまったので(笑) 先生になってたら音楽は継続できるような環境じゃなかったですし、結果オーライですね。音楽活動はやっぱり自分の人生の根幹にあるものなので、仕事としっかり両立できてる現状がすごく自分に合ってる感じがします。
でも今もやっぱり子供は好きです。いま自分に娘がいますけど、個性的でとても面白いです。2歳で絶賛イヤイヤ期ですが(笑)
ー父親似ですか?
そうですね、たぶん……子供らしく甘えるとかいう素振りがあまり見えず、クールなところとか似てるみたいです(笑) ママやパパにべったりということが全然なくて、手も繋がずにどんどん1人で歩いて行っちゃう感じとか、積み木が積めた時なんかはいちいちこっちを見てきて「拍手は?」と強要して拍手をもらったらドヤ顔するところとか、ギター弾いてるときの自分に重なったりします(笑)
キッズスペースとかに連れていっても、誰かと一緒に遊ぶでもなく、かといって誰かと喧嘩するでもなく、1人でただ黙々とボールプールで遊んで帰ってきます。ひと仕事終えたみたいな顔して(笑)
ーお子さんが産まれたことで、お住まいに対して抱く気持ちも変わったんじゃないですか?
それはかなりありますね。特にエクステリアの新築工事をご依頼される方は僕と同世代の方が多く、お子さんの年齢も近いので、「こうだったら子供も安全に遊べるのにな」という思いを提案に乗せることがよくあります。安全面・防犯面もエクステリアの大事な役割なので。
子育てに関する世間話もたくさんしながら、「打ち合わせ楽しかったね」なんて言っていただけるような仕事がしていきたいです。
