完成したものより、みんなで一から作ってみたかった
ー草柳さんは大手ハウスメーカーでの営業経験アリということで、お住まいとエクステリアは似ているようで違う部分も多いと思いますが、どうでしたか?
確かに初めて学ぶ部分も多いですが、僕がいたハウスメーカーでは外構部分も割と営業が関わることが多かったので、基礎知識みたいなものはあって助かりました。あとは、営業の横井が当時も同期でして、横井がタクミテーブルに入社したということを聞いて僕も追いかけてきたような感じでしたので、知識を共有しながら一緒に成長していけることも助かっていますね。
ハウスメーカーでは、もちろんお客様のご要望に合わせてお作りする部分もありますが、それでも基本的な型は一緒です。ほぼ完成しているものを売るより、お客様のご要望をひとつひとつ伺って一から作っていくほうに興味が向いたというところも大きかったです。
ーもともと住宅業界で働いてみたかったんですか?
そうですね。確か、小さい頃にテレビで「ビフォーアフター」みたいな番組を見たんですよ。それで「すごい!!」と感動して。自分もあんな風に素敵なお家を作れる建築士になりたい!と思っていました。
ーあれ?建築士にはならなかったんですか?
えーと…(笑)、建築士が理系だということに途中で気付きまして(笑) どう考えても自分は理系ではなかったので、文系でも住宅業界に関われる職種を考えて、最終的には営業になりました。あまり人見知りはしない性格なので、営業向きかなと思いまして。
福留孝介に憧れる野球少年
ー子供の頃の夢は建築士一択ですか?
男の子らしく、プロ野球選手に憧れてましたね!特に福留孝介選手が好きで。小学校・中学校とけっこう頑張って野球をやってました。キャプテンなんかも務めてましたね。
今は「人見知りしません」なんて言ってますが、当時はもうひどい上がり症で、恥ずかしすぎると泣いちゃうような子でした(笑)。野球のキャプテンを務めたことと思春期の性格変化ですっかり変わったので、やっぱりスポーツの習い事っていいなあと思います。今も友達と草野球をやったりしてますので、やっぱり野球は好きですね~。
あとは、ゴルフも大好きです。
ー20代でゴルフが趣味って結構珍しいですね。
大学生で始めたので、割と珍しいほうかもしれないですね。ハウスメーカー時代には社内にゴルフ仲間が割といて、休みの日はよく行ってました。今も打ちっ放しに練習しに行ったり、ラウンドすることもあります。
野球もゴルフも、歳を重ねても長く楽しめるスポーツなのでいいですよね。
やりたいことと、求められてることは違う
ータクミテーブルのメンバーはどうですか?
アットホームで風通しがいいところがとても好きです。厳しい職場で働いていた時期が長かったこともあり、居心地がいいな~と感じています。ずっと一緒の横井もいますしね。
社長がまず非常に親しみやすいというか(笑)、対人スキルの高さにびっくりしますね!なんというか…マジシャンみたいな人だなあと思っています。とても器用ですし、発想力も豊かで、営業としても見習うところが多いです。
社長とはまた違ったタイプの岩田さんとの対比がとても興味深いですね。女性メンバーもみんな明るくて、仕事をお願いしやすい環境はとても有難いです。
一方で、新卒時代に厳しく育ててもらえたことも有難かったなといま改めて感じています。
ーターニングポイントみたいなものはあったんですか?
25歳くらいのときでしょうかね。そのときの直属の上司から、「仕事とは」「営業とは」みたいなマインド的なことを非常にたくさん教わりました。中でも、「やりたいことと、求められてることは違う」という言葉がグサッときました。
入社して2~3年はなかなか数字も伸びなくて、当時の上司にもずいぶん怒られて…。それでその上司に出会って、だいぶものの考え方が変わりました。さきほどお話しした、「型通りのものじゃなくて、一から作ってみたい」という欲が出てきたのも、やっぱり仕事に対する考え方が変わってきたからだと思います。
ー加納社長は2級建築士ですから、夢だった建築士寄りの仕事も学べそうですね。
そうなんです!図面とかも積極的に描いてみたいと思っています。そういう点でも社長の知識や計算力は非常に勉強になりますし、まさに「一から作っていく」という作業がとても楽しいです。
エクステリアの営業としてはまだ発展途上の部分もあるので、もっとたくさんの現場に足を運んで、職人さん達とも仲良くなってみたいです。
設計も営業もして、受賞もしたい!
ーお客様と接する中で、大切にしていることは何ですか?
お客様のご要望を隅々までしっかりとヒアリングしていくことです。
エクステリア工事を初めてご経験するお客様がほとんどなので、「エクステリアにどんなデザインやテイストがあるのか分からない」という方が多いと思います。まずはお客様が僕に遠慮なくなんでも質問していただき、なんでもお伝えいただけるように、しっかりとコミュニケーションを取るように心掛けています。
「庭でこんなことをやってみたい」「洋服で言うならこんな感じのテイストが好き」「こういうのは嫌だ」という漠然としたものでもなんでも、とにかく何でも僕に仰ってほしいです。その中からご予算などに合わせて優先順位をつけて、ベストな着地になるようアテンドしたいと思います。
仕事って結局いきつくところは「人」や「ご縁」だと思ってるので、名古屋でたくさんのエクステリア業者がいる中で、せっかくタクミテーブルを見つけてくださったお客様に絶対に喜んでいただきたいです!
ーこれからやってみたいことはありますか?
やっぱり憧れだった設計の仕事がしてみたいですね。もちろん営業もとても楽しいんですが、自分で設計したプランをお客様にご提案してみて、それが形になって、お客様に「いいね!」と喜んでいただけたらどんなに嬉しいだろうと思います。
メーカーさんが主催するコンテストで受賞するなんていうのもひとつの夢です。タクミテーブルの設計チームに嫉妬されるくらいになってみたいですね(笑)