徹底的に叩き込まれたハウスメーカー時代
ー加納社長にヘッドハンティングされてタクミテーブルに入社したそうですが？
そうですね。社長とはハウスメーカー時代の同期です。お互いに営業として家をバンバン売っていました。誰もがご存知の業界大手のハウスメーカーですので、営業成績はとてもシビアでしたし、時代が時代でしたから、「今だったらアウトだろうな～」という大変に厳しい教育の中で、社長も私も育ちました。でも、だからこその同期同士の「お互い頑張ってるよな」という連帯感のようなものも芽生えました。
社長はライバル心をむき出しするようなタイプではなく、「大変なこともあるけど楽しくやろう！」というタイプの人なので、社長がハウスメーカーを辞めて独立したあとも、たまに飲みに行ったりなどの付き合いは続いていました。
ー大手企業から新しい会社に転職する不安などは無かったですか？
あんまり感じませんでしたね。やっぱり大手とタクミテーブルとの違いって、自分の考えやアイディアを形にしやすい自由さが大きいと思います。大きい会社だとたとえ「もっとこういう組織図にしたほうがいい、こういう部署を作ってみては？」などの意見を持ったとしても、上司の許可、そのまた上の上司の許可……など、多くの関門を突破しなきゃいけませんし、そもそも「それでやってみよう」という結果になりにくい。でもタクミテーブルは若い会社であり、社長も気心の知れた加納なので、「それでやってみて、ダメだったらまたそのとき考えようよ」という自由さがありますよね。
自分の頑張りやアイディアが会社の方向性に直結してるので、不安よりも、素直に「やってみたいな」と思いました。
ー加納社長のこと、正直なところどう思ってます？ (笑)
「めちゃくちゃ働くなあ！」と思っています(笑) 「そんなに働いて、ご家族は大丈夫なんだろうか」ってこっちが心配になっちゃって(笑)
前職のときはとにかく毎日打ち合わせ、打ち合わせ、打ち合わせ…であんまりお互いの仕事の仕方を知らなかったんですが、社長がこんなに働き者だったなんて、タクミテーブルに入って初めて知りました！社長はなんでも器用にこなすタイプなので、あんまりあくせく働くイメージがありませんでした。
あと、「これは加納じゃないと成り立たないだろうな」という部分を感じることもありますね。彼の仕事の早さ、合理性、発想力、人間性。それらがあるからひとつのチームにまとまって同じ方向に走っていくことができているように思います。
転職もトラブルも契約も「ご縁」を強く感じる今日この頃
ー前職時代も含めて、印象に残っている出来事ってあったりします？
今パッと思い出したのは、ハウスメーカー時代に、お客様ご自身も知らなかった事情が発覚し、ローン審査が通らない事態になったことがありまして。お客様のご職業などから考慮して、よっぽどのことがなければローンは問題なく通ると思っていたんです。しかし、まさかの「よっぽどのこと」が発覚してしまいまして……。その結果をお客様にお伝えしに行ったら、「通るって言ってたじゃないか！！」と、なんと胸ぐらを掴まれてしまい(笑)。
あれには驚きましたが、いろいろと手を尽くして銀行さんとも交渉し、結果的にローンを組むことができ、その後、そのお客様と飲み友達になってしまったことがさらに驚きでした！
ートラブルがあったお客様がそのあと、とても心強い味方になってくださった、というのは案外ある話みたいですね。
たとえトラブルが起こってしまったとしても、やっぱりそのお客様は僕や会社にご縁を感じて契約してくださったのでしょうし、僕がタクミテーブルに入ったのも、ご縁が続いていた社長の存在あってこそです。
いまタクミテーブルで「ここにお願いしたい」と思ってくださったお客様も、たくさんのエクステリア業者がある中からタクミテーブルに辿り着いてくださったご縁ゆえですし、人生ってやっぱりご縁がとても大切だな、と感じることが最近多いですね。
犬とのたわむれタイムが至高の癒し！
ー趣味は何かありますか？
前職でほとんど休みなく働いてきたという背景もあったりして、「これにハマってるんです！」と断言できるようなものはあんまり無いのですが……我が家には犬が2匹いますので、その子たちと一緒に過ごすことが本当に癒しでもありますし、いい気分転換です。
朝の散歩が僕の担当なので休みの日でもつい寝すぎてしまうことがないし、ちょうどいいですね。
この写真は、僕と犬が自宅のソファで寝落ちしている姿を妻が撮ってくれたんですが、犬なんて白目むいちゃって、なんかすごく幸せそうですよね(笑) 。お気に入りの1枚です！
家族みんなで出かけるのも好きなので、「ごく一般的なお父さん」という感じのライフスタイルです。子供たちももう高校生や中学生なのに旅行なども含めて一緒に出かけてくれるので、父としては「ありがたいなあ」という気持ちです。
ー小さい頃の夢って何でしたか？
男の子らしく、新幹線とかが好きでしたね。運転手になりたかったです。でもその夢も案外長続きして、本気で鉄道会社に就職しようと思っていました(笑)。電車ではなく車ですが今も運転することは好きなので、家族でのお出かけで父の活躍できる場があって良かったです(笑)
ーこの写真もすごくいいですね(笑) 置かれたメガネまで幸せに見えます！
そうなんですよ(笑) 置かれたメガネが、僕がうつ伏せで居眠りしていることをちゃんと表していますし、僕のお尻で犬がまた本当に気持ちよさそうに寝てますよね(笑) なんだか幸せの象徴みたいな写真で、これもとても気に入っています。
営業は現場見てナンボ
ーでは、仕事での「嬉しい瞬間」はどんなところにありますか？
営業としてはやっぱり僕の提案をお客様が気に入ってくださったときとか、他社さんとの相見積もりのときに、そこまで金額の差がないのに、「岩田さんにお願いしたかったから」とか、工事が完成した時に「岩田さんにお願いして良かった」と言っていただくと本当に嬉しいですね。営業力を評価してくださった、ということなので。
ーそのようなお言葉をいただくために、普段気を付けていることはありますか？
なるべく、工事中の現場には顔を出すように心がけています。僕は営業なので、現場に入って直接作業に加わることはありません。現場監督や職人さんたちに全幅の信頼を寄せていますが、お客様のご要望が彼らに100%完璧に伝わっているかといえば、やっぱり思い違い、思い込みなどは多少なりとも生じます。そこをできるだけ無くすためには、マメに現場を見ておくことが大切ですし、現場スタッフに気持ちよく作業してもらうためにもコミュニケーションはしっかり取っておきたいです。
あとは、僕が直接作業することはなくても、職人さんたちがどのような方法・手順で、どんな道具を使ってどんな風に作っていくのかを知っておくと、お客様への提案力も高まると思っています。「営業の仕事は『契約して終わり』じゃないんだよ」と、若い営業の子たちにもしっかり伝えるようにしていますね。
