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介護エクステリアの施工内容

昔ながらの日本庭園

介護が必要な場合には必ず考えるべき人の動きを中心に、健康で快適に過ごすための具体的なエクステリアをご紹介します。
家族に介護が必要な方がいる場合は、ぜひご覧ください。

建築と介護のエクステリアに対する常識の違い

建築の常識と介護の常識は異なります。
大きく異なるのは、【人の動線】です。両者の違いを見ていきましょう。


建築の場合

主には外出先などの外から家の中に入るイメージになります。

介護の場合

家の中から外へ出やすいように設計をすることになります。

建築と介護では、人の動線が【内⇒外】と【外⇒内】の真逆になります。

何度も記事でお伝えしていますように、介護の場合は外に出やすい環境を整えてあげることで、少しでも外に出て今までと変わらず元気に過ごしていただけるようにすることが大切です。

体力がなくなったり動くのが大変だとしても、引きこもるよりは、無理のないレベルで外出して身体を動かし、ストレス発散できる環境を作ってください。

元気な人からすると当たり前のことですが、前向きになれる小さなきっかけづくりを行うことが、エクステリアが介護業界へできることだと思っています。

具体的な施工

外に出るのが辛い人が、どのようなエクステリアであれば外に出たくなるのか?

ここに関しては、一般的な外構(エクステリア)とは異なりますし、エクステリア業者のノウハウが必要になります。

施工において大事なポイントは、滑りにくくすることです。高齢者の場合、骨が弱っているケースが多く、つまづいたり転んだりして大怪我につながることもあります。

また、杖や車椅子を使用して移動することもあります。その際には、移動する箇所の表面を滑り止め加工して転倒防止を心がけてください。

特に、アプローチ(玄関)や駐車場がポイントです。コンクリートやタイルが選ばれることがありますが、できる限り滑り止め加工をしてください。

車椅子でも外に出やすいようなエクステリア

安全面を考慮しすぎることもNG

安全面を追求すると、歩かなくても生活が送れるようになってしまいます。エクステリアの観点もそうですが、家族のサポートも同様です。

ご家族のサポートが手厚いがゆえに何でもやってしまうと、歩くことなどの動作がなくなります。動かなくなり、筋肉が衰えていくことが最大のNGポイントです。

つまづいたり転んだりすることを減らすのは必須ですが、動きやすい導線を整えておくことは別問題です。「簡単なことは、自分でやる。」これを家族間で共有することで、お互いの心身の負担が軽くなり、健康的な生活を送れるようになります。

最後に

以前の記事でもお伝えしましたが、介護が必要な場合のエクステリアはノウハウが必要です。正しいノウハウのもと、細部に注意を払って初めて完成します。


エクステリアはある種、あって当たり前のものであり、出来上がった後に不便を感じることで改善点が出てきます。

健康に対する予防と似ているとは言いませんが、しっかりと事前にプランニングすることで大きな失敗を防ぐことができます。


まずはノウハウを持っている施工業者を探し、一緒にプランニングするところから始めましょう。

STAFF
デザイナー/1級エクステリアプランナー/二級建築士
加納拓

「お庭からはじまる家づくり」を推奨し、建築視点でアドバイスを行います。 エクステリアの業界誌で約5年間コラムを掲載するなど、エクステリア業界の地位向上を目指した活動も行なっています。

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