子供とお庭で遊びたいけど、お庭と言えども不安があります…
こんにちは!
早いもので気が付けば1月も半ばを過ぎました。ありがたいことに毎日忙しくさせていただいているので、年明けから今までが風のように過ぎていきました。
気が付けば、お正月にもらったカルタの読み札(たぶん50枚くらいある)を漢字を読めないのに全部丸暗記していたわが子(4歳)。すごくカルタを気に入っていて、やっているうちに覚えてしまったみたいです。それに気づいたのは昨日のことでした。漢字も読んでいるように見えたのでうっかり天才かと思ってしまいました(;^ω^)
忙しさにかまけてわが子の成長を見逃してしまっていたような気がして、わが子に対してちょっとした罪悪感がある今日このごろです…。
さて、今回はフェンスについてお話したいと思います。
防犯上はもちろん、小さなお子様の安全にも配慮したフェンスの使い方・選び方について掘り下げていきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
防犯性を高めるフェンスの使い方
フェンス設置の目的ですが、多く聞かれるのが「目隠し」です。
他者からの視線をシャットアウトしてプライバシーを守りたいと思われる方がほとんどです。
でも、泥棒の視点に立ってみると、高い塀や樹木などは身を隠す絶好のスポットになってしまうという側面もあります。空き巣の多くは戸建てに侵入するという話もありますので、泥棒にとってのプライバシーを守ることになってしまっては本末転倒です。
また、フェンスを設置したことによって風通しが悪くなり、通気性を損なってしまうこともあります。
では、どんなフェンスが防犯性、通気性に適しているのでしょうか。
一般的に大人が庭に立っている時の目線の高さは150~160cm程度、家の中で立っている状態の目線は190~220cm程度と言われています。私たちが設計する場合ですと、お庭の形や地形にもよりますが、フェンスの頂点の高さは地面から140~200㎝くらいが多いでしょうか。フェンスの素材にもよりますが、あまり高くしてしまうと外の景色が見えなくなり解放感がなくなりますので、圧迫感を感じることもあります。
通気性の面でいうと、格子状のものや自然のもの樹木などを使うのもオススメです。
防犯性の視点ではやはり、格子状のものやシルエットが透けるタイプがよいと思います。
お子様の安全に配慮した使い方
小さなお子さまがいる方はあるあるだと思いますが、急に走りだすことがありませんか。そしてその多くが前を見ずにつっこんでいきます。私も何度もヒヤヒヤしました(-_-;)
玄関から道路に向かって隔てるものがなかったりすると、急に走りだした場合に危険ですので、フェンスなどを設置して「動線を切る」のがオススメです。
フェンス以外にも樹木を置いたり、門袖を設置して、うまく「動線を切る」ことをしているお庭はよく見かけます。
ぶつかったりしないよう、また、ぶつかっても安全なように子供が判別しやすいフェンスの色彩や素材なども配慮するといいかもしれません。
状況に適したフェンスの選び方
フェンス設置の目的を「目隠し」「子供の飛び出し防止」という2つに絞ってお話してきましたが、他にも「隣地との境界をわかりやすくする」ことや「安全対策(転落防止など)」ということもあります。
隣地との「境界をわかりやすくする」ためであれば、風通しのよい軽量のもので問題ないと思います。
また、「安全対策(転落防止など)」という目的であれば、風通しなどは後回しで頑丈なものを選ばなければなりません。例をあげると傾斜のある場所や階段などが該当します。
「フェンス」とひとくちに言っても、設置する目的によって様々な種類があります。設置する際には、外構屋さんに目的を伝え、フェンス選びの軸をしっかりと定めることが大切です。
また、フェンスから発想を広げていくお庭づくりもアリだと思います。いろいろな視点からお庭づくりを楽しんでいただければと思います。
タクミテーブルでもフェンスのご相談からトータルのお庭のデザインまで承っておりますので、お気軽にお声がけくださいね!