はじめまして!9月からタクミテーブルのブログを担当することになりました、山森です!(今までBlog担当していた村田も引き続き更新します!)
ブログどころか日記すら書いたことない私…さて何を書いたらいいのか。
いろいろ考えた結果、まずは自己紹介をしたいと思います。
自己紹介
私は愛知県で生まれ、兵庫県で育ち、なんだかんだありましてタクミテーブルに入る前の10年近く介護・福祉分野でずっと働いていました。
介護と言っても利用者様を直接介護するわけではなく、在宅で過ごされる方が安全に安心して過ごすために必要な色々なものを提案していました。
その中のひとつに「介護リフォーム」があり、私がエクステリアに興味を持った一番のきっかけでもあります。
介護とエクステリアって関係あるの?
介護業界とエクステリアは過去のブログでも書いたようにとても密接な関りがあります。
私は介護業界出身なので、介護の観点から関係について話していこうと思います。
ちなみに皆さんは「介護」と聞くとどういったイメージがありますか?
おそらく「ベッドで寝ている高齢者のお世話」をイメージした方は少なくないと思います。
では、現在介護が必要な高齢者の中で寝たきりの方はどの程度いるか知っていますか?
正確な数字ではないですが、いわゆる寝たきりの可能性が高いと言われる「要介護5」の方は全体10%程度で、ほとんどの方は自力で動くことが可能なのです。
なので、介護の業界では寝たきりの方のケアも重要とされていますが、同じくらい動ける方が今後ずっと動けるようにすることも重要とされています。
そのために必要なことは高齢者の方が身体機能を維持するための機会を作ること、すなわち運動する機会を作ることがとても重要になってきます。
ここで言う「運動する機会」というのはスポーツなどの事ではなく、日常生活におけるちょっとした運動のことで、特に大事なのは「外に出ること」です。
例えば近くのコンビニに買い物に行ったり、庭の草花に水をやったり、外に出て門扉のポストに新聞を取りに行くなどです。
家の中でもできる運動もありますが、高齢者の方にとっては「外に出る」ということがとても重要で大切になります。
もちろん運動になるという理由もありますが、外に出ることで社会との関りを持つことができますし、安否確認にもなります。
家の中に閉じこもっている方であれば、「毎日見かけたけど最近見ないから心配だわ…」という話も出てきません。
ただし、単に外に出るといっても筋力が低下した高齢者の方にとっては簡単なことではありません。
ではどうすればいいのか…そこで密接に関わってくるのがエクステリアなのです。
段差高さ、手摺の有無、玄関から敷地外までの距離、スロープの長さ、傾斜角度など、エクステリアがその高齢者の方に合っているかどうかで安全に外に出られるかが決まります。
高齢者の方が筋力が弱くなっても今までと変わらぬ日常生活を送る為にはエクステリアをどういったものにするかということはとても重要になるのです。
介護と密接に関わっているエクステリア。
得意分野を活かしたエクステリアをこれから関わる方々にご提案していければと思います。