9月こそ台風シーズン。愛知県もまだまだ油断できない状況が続きます。
9月8日に起きた線状降水帯によるゲリラ豪雨は、2000年の東海豪雨を思い出した人も多かったと思います。
「大雨での被害は、名古屋市内には及ばない」と思い込んでいた名古屋市民は多く、「まさかうちが浸水するなんて…」とショックを受けた方も多くいらっしゃったことと思います。
まさにタクミテーブル社長・加納自宅前も川状態!!

加納宅はギリギリ床上浸水は免れたようですが、台風シーズンはまだ続きます。次の大雨ではどうなってしまうか、分かりません……。
この豪雨経験で、いま新築工事を予定中・検討中の多くの方は「浸水対策も考慮した家を」と考えていらっしゃるかと思います。
確かに、浸水被害を考慮した住まい作りは可能ですし、「災害に強い家作り」は災害国である日本に家を建てる限り、大きな課題となります。
ということで今回は「豪雨に備えるためのエクステリア」をお伝えしていきたいと思います。
止水板という選択肢もアリ
今回の豪雨で、商店街などが土のうを設置している様子などもたくさん報道されました。

もちろん、何も置かないよりは浸水防止になる方法ではありますが、いざこれを自分の家で用意するとなると……?
土のう袋はそこまで高価ではありませんし、災害用に倉庫などに置いておけても、いざというときにそれに大量の土を詰めて、何キロもある土のうを家の前にひとつひとつ運んできて…という手間や時間を考えると、戸建てのお住まいではあまり現実的ではありません。
では、土のう以外で浸水を止めるアイテムを調べると……このようなプラスチック製の止水板がホームセンターなどで数万円ほどで販売されています。

確かにこちらは軽量で、重ねておけばそんなに場所も取らず、並べるだけなので手間も取りません。しかし、軽量ゆえに「流されやすい」という難点が。
更に、止水板製品には「止水レベル」というものがあり、レベル1~レベル6がそれぞれの製品に振り分けられていて、このようなプラスチック製の止水板の止水レベルは大抵がレベル1です。
浸水を防ぐために置いているのに、結局雨水に流されてしまったり、隙間からどんどん水が侵入してきてしまったら意味がありません。
では、レベルの高い止水板はどのようなものがあるかというと、LIXILさんや文化シャッターさんなどが販売しているアルミ製の止水板が最も効果的です。
使用する時だけサッと出せる手軽さとハイレベルな止水性
建物を守るための製品を専門的に研究・販売しているメーカーさんの止水板はやはり非常に優秀。
例えばLIXILさんのアルミ製の止水板はこのような商品になります。

使用しないときは、枠とアルミパネルを取り外せますので、普段の生活スタイルや外観を邪魔しません。

このSN型の止水レベルは3ですが、先日のような雨水量でしたら充分に侵入を防ぐことができます。
そしてアルミ製なので軽量。女性1人でも簡単に運んで設置することができます。
また、愛車やお庭に置いているキャンプ用品、趣味のグッズなどを浸水から守りたい方には、止水機能のあるガレージもヨドコウから販売されています。

その他、敷地をぐるりと囲んでいるブロック塀に防水処理をする方法などもあります。
豪雨時にやるべき外構まわりの備え
豪雨時に限らず、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくない現代を生きている私たちにとって、最も重要なのは「準備すること」です。
災害用品を揃えて消耗品を備蓄しておくことはもちろんですが、「そのときが来たらこう動く」をシミュレーションしておくことも同じくらい重要となります。
避難所や家族との連絡方法を確認する
線状降水帯が発生すると、ものの数十分で道路は川のようになってしまいます。9月8日の豪雨も夕方頃発生したので、家族が学校や職場など、バラバラな場所にいたご家庭がほとんどだったはずです。
もしスマホなどで個々に連絡が取れなかった場合に、何のツールを使って安否確認や連絡を取るか、家族で決めておきましょう。
災害用伝言ダイヤル【171(いない)】を使用したり、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)が提供している災害用専用アプリを使用するなど、方法は複数あります。
その中で「うちはこれを使おう」と事前に決めておくと安心です。そして「連絡が取れなくて、家にも入れない場合はこの避難所に集合」と最終的な居場所を確認しておくことも必須です。
ハザードマップで水害危険度を確認する
今回の豪雨で「うちの前の道路も冠水する可能性があるんだ」と初めて知った方も多いと思いますが、念のためもう一度ハザードマップで危険度を確認しておきましょう。
側溝・雨水ますをふさがない
線状降水帯発生の可能性があることを天気予報などで知ったら、雨水が流れてくる前に、外構エリアにある側溝や雨水ますの詰まりが無いか、確認してください。
もし枯葉などが詰まっていたら排水に支障が出てしまいますので、ゴミをしっかり取り除いておきましょう。
下水の逆流を防ぐ
道路の水位が上がってくると、下水道から下水が逆流し、家の中に入ってくるおそれがあります。
トイレ、キッチン、お風呂、洗濯機の排水口など、下水が上がってくる可能性のある箇所に、水のう(ビニール袋に水を入れたもの)を置いて蓋をして逆流を防ぎましょう。
タクミテーブルは「災害に強い家作り」へのアドバイスも

「今回の豪雨で初めて浸水を経験して、その大変さが分かった」という方も少なくないでしょう。
床上浸水は下水が混じった不衛生な水も含んでいるため、床はもちろん、家具などもすべてどかして拭いて乾かして消毒して…という作業が待っています。
特に都市部の地面はほとんどがアスファルトであり、一気に大雨が降った際の水の逃げ場がありません。
地下の大型貯水タンクなどにいずれは流れ落ちていきますが、その排水スピードに追い付かない勢いで雨が一気に降り、今回のような大規模な浸水被害が広がってしまいます。
そしてこれは「今後も毎年起きる」と言っても過言ではありません。
これからお住まいを建てる方は、その土地のハザードマップを必ず確認していただきながら、「被害を受けにくい家づくり」がとても重要になってきます。
お隣さんとの高低差や道路との高低差など、土地の特徴はそれぞれ異なります。「災害時に被害を受けにくい家」にするためには、土地選びがその第一歩であり、ハウスメーカー出身のスタッフが多いタクミテーブルでは、お土地選びからアドバイスをすることも可能です。
皆さまそれぞれのご要望や立地条件などに合わせ、様々な被害からお住まいやお車、ご家族を守れる家づくりを、タクミテーブルがご提案します。

